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暇人のイマジン

書評とイマジンを、だだもらしていこうというヴログ。

たべっ子どうぶつに想いを馳せて

よしなし

ホイホイ。

 

札幌市で60センチくらいの雪が一日にして積もったそうな。
こりゃ大変だ、と思ったけどよく考えたら、ここ茨城県だから関係なかったわ。ね。

 

そんなこんなで、世の中には実にいろいろなお菓子・駄菓子・スイーツがあるもので、ここ日本には元祖代々チビッ子から圧倒的な支持を得てきた「たべっ子どうぶつ」というお菓子がある。

ピンクを基調とした箱に包まれ、動物たちがヤキを入れられているビスケット。
そのビスケットのお話。

 

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昨日から姪が来ている。
あと一ヵ月もすれば、というかちょうど一ヵ月で3歳の誕生日を迎える姪なんだけども、3歳というと間違いなく「チビッ子」だから「たべっ子どうぶつ」を食べる。自然の摂理。ただ姪が今日持ってきたたべっ子どうぶつは、僕の知っているそれと違うものだった(ここにきてようやく「たべっ子どうぶつ」が予測変換にノミネートされる)。

 

どう違うか。どう違うかて、なんだか偉そう。
偉そうというと、威厳があるな、荘厳だな、という感じなんですが、早い話が最近巷間で流行っている「プレミアム路線」を行くものなんですね、これがまた。
ノーマルのたべっ子どうぶつを3まわりくらい小さくした箱で、クーベルチュールのチョコレートを使用しているらしい。小さいだけで既に偉そう。量より質てか。

これは「大人の~」とか「リッチ・ザ・~」とか「至高の~」とか宣うやつの類。
きのこの山とかハイチウとかアイスとか、なんやらいろいろあるでしょう。

こういったものは大人のだとか、リッチだとかいうんで、おそらくこれは購買力のあるアダルトを狙いすました商品なんだろな。そう思っていたわけであります。

しかし、これは「たべっ子どうぶつ」よ。
たべっ子どうぶつをチビッ子以外が食べちゃならんという法律は、今のところまだないし、パッケージの注意書きに「チビッ子のみ食用可」と書かれているわけでもないので、まあなんら問題はないのだけれども、どっちかちゅうと、子供が好んで食べますわな、おそらく。「たべっ子」なわけだし。

とすると、このプレミアムたべっ子どうぶつはそんな子供をターゲットにしているちゅうことになる。

 

 

すると、どうなるか。
たべっ子どうぶつにおける格差が生まれるのである。なぜ格差が生まれるか。それはカルピスにヒントがある。

その昔、カルピスが原液でしか流通していなかった頃、富裕層の家庭では濃いカルピスが、やや窮乏している家庭では薄いカルピスが出ていたそうな。
「カルピスの濃さによって経済格差にも濃淡が出ている。子供とは敏感なものでこうしたことをいち早く察知し、薄いカルピスの子はあらぬ精神的苦痛を伴うだろう。いかん、なんとか是正せねばならんな」と誰かが子供社会のカルピス問題に警鐘を鳴らしたことから、一定の濃さで流通するカルピスウォーターが誕生した。
と、界隈では言い伝えられている。噂だとしても、うむ確かに可能性としては、と納得。

 

これと同じことが子供社会で再発するのではないか。例えば、

「おや、3時だ。ふふん、どれ、おもむろに午後の一時を楽しんでみようじゃあないか。何を食べるかって?ふふ、愚問だね。僕のようなお上品なチビッ子はクーベルチュールを使ったたべっ子どうぶつプレミアムに決まっているじゃあないか。どれ、戯れに頂いてみるとしよう。うむ、マンダム。この上品なカカオの香りととろけるような舌ざわり。チョコとビスケットのハーモニーが実にマーベラス。・・・おや、君はプレーンのたべっ子どうぶつかい。なぜプレーンのを選ぶんだね。・・なに、高い?ふふっふふふ、そうだろうねえ、なんせプレミアムだからねえ。よし、君にもこの格調高いたべっ子どうぶつプレミアムを分けてやろう。くるしゅうない、近うよれ、何がいい、・・何?猫がいいだと?ふざけるな、猫はかのクレオパトラも愛でた格調高い生き物であるぞ!お前のような庶民にはトムソンガゼルあるいはプレーリードッグがお似合いだわい!」

という子供が出てこないとも限らん。そして、プレーンのたべっ子どうぶつの子はお母さんに泣きつく。
そこで「なにくそ。いつかわしだって、たべっ子どうぶつプレミアムを死ぬほど食うたるわい。あいつにだけは負けられんぜよ」とか言って、それから人が変わったように自己研鑽に努め、たくましい青年へと成長し、どっかの社長に登りつめて世界中のたべっ子どうぶつプレミアムを買い占める。
というサクセスストーリイも考えられなくはないが、まあ中にはたべっ子どうぶつの一件に悲観してふさぎこんでしまう子供もいるだろう。もしかしたら。

 

だからなんというか、たべっ子どうぶつって意外とあなどれん、て話。

 

PS:たべっ子どうぶつにいてほしいのが、イリオモテヤマネコ。「IRIOMOTEYAMANEKO」と表記できるのか、ギンビスに挑戦してほしいのです。
いっそのこと「天然記念物シリーズ」とか「絶滅危惧種シリーズ」とかを出してほしいね。ね。