光る水面のドブイナジー

読んだ本とイマジンを、だだもらしていこうというヴログ。

山ガールの正体

こないだ成田空港を歩いてる時に何を考えていたか、といえばそれはやはり山ガールのことについて考えていた。そんでもて、この言葉の逆の言葉とは一体何なのだろう、とひとりで考えたところ意外な結論が出たのでここに記す。山ガールつうのは、その詳しい話…

ヒルトン 「チップス先生さようなら」

札幌のどっかしらのビルに入ってる古本屋で買った本。店の名前を忘れてしまったんだが、ビールが飲めるめずらしい古本屋だす。大通りの近く。 チップス先生さようなら (新潮文庫) 作者: ヒルトン,菊池重三郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1956/08/01 メ…

町田康 「正直じゃいけん」

町田康に惚れてからというもの、手当たり次第に氏の作品を読んできて思ったことがひとつ。 なんでこの人はこんなに踊るんだろうか。 正直じゃいけん (ハルキ文庫) 作者: 町田康 出版社/メーカー: 角川春樹事務所 発売日: 2008/05/15 メディア: 文庫 購入: 1…

映画「沈黙」をみましたの

みましたの。って婦人ぽいけど私は男です。れっきとした男ですが、それでもみましたのって言いたくなる時くらいある。 そんなこんなで私は思った。 毎日毎日薪をこさえていて、こんなことで俺は果たしていいのだろうかもっと文化的な生活を送るべきではない…

ぽつねんなる男の娘

そういえば腑に落ちないことがあったのでここに記す。 万物は流転する、と云ったのははるか昔のギリシャのおっさんであるが、確かに万物は流転し変化していくものらしく、これを仏教では諸行無常といったりするが、言葉というものもまた、この流転リストに載…

鼻血とデブとアイス

誰にでも思い出、ジブリ風に言えばおもひで、というのがあって、思い出は重いでぇ、とかいう洒落もあるくらい多くの人が共有する概念であると思う今日この頃。 思い出と一口にいってもそれは実に様々であり、ハイキングの思い出、運動会の思い出、夫婦喧嘩を…

UNIQLOのモデルはその辺のおっさんの方がいいという願い

自分は前々からずっと思っていることがひとつばかりある。いや、他にも環境問題とか待機児童の問題とかそういう大仰なこともたまーには考えたりすることもあるが、それは非常にややこしく入り組んだ問題なのでいち善良なる市民である自分にとってはどうしよ…

姪が炭酸水を飲む瞬間がかわゆい

ひよ子とか子犬とか、小さきものはげにかわいらし、と昔の人が言ったかどうかは不明だが、多分言った。なんてったって、小さいものは可愛いんである。だからチワワはかわいいし(個人的にはそんなかわいいと思わないが)、ピカチュウはかわいいし、ハナクソ…

乙一 「ZOO 2」

思えば、去年はよく飛行機に乗る年だった。東京に住んで、東京の会社に通いながら、北海道の大学に週一で通学していたんである。毎週火曜の夜に成田空港へと2時間弱かけて赴き、第3ターミナルで中国人やら韓国人やらの旅行客と浮浪者のようになって椅子取り…

百聞は一見に如かずとかいうアレ

僕は他の人のブログをよくみる方ではないと思うんだが、こないだたまたまネットワーク上をぶらついていたら、つまり業界用語でいうところのネットサーフィンなる行為をしていたら、 2017の抱負: 外にでて実際に目で見てみること! とかいうタイトルの記事が…

筒井康隆 「七瀬ふたたび」

超能力があったらいいなあ、と時たま思うことはあったが、もし本当にそんな力を得ることになったら、それはそれで大変なんだなあ、ということを単純に感じるシリーズですた。七瀬シリーズ。 七瀬ふたたび (新潮文庫) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 新潮社…

町田康 「屈辱ポンチ」

登場人物の多くが作中で酒を飲んでいるのを見倣ってというかなんつうか、僕もたいてい酒をちょびちょびのみのみ町田康の本を読む。神の河、という安い焼酎。安くて、それなりに美味でマンダム。 屈辱ポンチ (文春文庫) 作者: 町田康 出版社/メーカー: 文藝春…

乙一 「ZOO 1」

鼻に水入ったり、殴られた時に感じる「鼻の奥が痛いにおい」ってあれ、なんなんだろうな。ともあれ、今個人的流行りの、乙一。 Oの中に乙一、とあるのがなんともスタイリッシュ。やっと黒乙一っぽい話を読むことに成功。たぶん黒。 全体的な読了感としては、…

中島義道 「働くことがイヤな人のための本」と自省

母校の知り合いで、40代にして院で数学をやってるおっさんに、君も読んでみるといいよ、と薦められた本。 ふむ。仕事を辞めて以来、こういった仕事に関する本を意識的に、そして無意識的に退けてしまっていたが、改めてこういった本を読むのは大事だなあ、と…

乙一 「平面いぬ。」

なんでこんなに寒いだ。大寒波だと。地球温暖化よ、いずこ。 寒いけれども、暗いところで待ち合わせ、百瀬と読んでなんだか好きになってしまった乙一。乙一には黒と白があるって話を聞いて、上のふたつはシロだなと思ったんで黒っぽいのも読んでみようという…

筒井康隆 「家族八景」

その昔、ダローネガという馬がいましてなあ。まあ、今も現役なんだけど。特に強くもない馬だったんだが、なんとなく、好きでなあ・・・。平地から障害競争に移っているとのことですが、とにもかくにも無事に引退してほしいですなあ・・・。 そういうことで、…

町田康 「つるつるの壺」

町田康の本の装丁ってのは、なんというかこう、NHK教育で今もやってる「おはなしのくに」という伽番組のオープニングでひらひら飛んでいた妖精みたいなやつに似ている雰囲気がある。と思うのは僕だけだろうか。どうなんだろうか。一昔まえの「おはなしのくに…

エレノア・ニルソン 「89番目のネコ」

こないだ新宿で拾ったやつ。 89番めのネコ 作者: エレノアニルソン,大社玲子,Eleanor Nilsson,常陸宮妃華子 出版社/メーカー: 国土社 発売日: 1993/07 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る <あらのすじ>「こんなに猫がたくさんいち…

僕と姪のグローバリゼーション

僕は今、世間でいうところの失職中の身つまり暇を持て余したプー太郎、というわけであって、友人はおろか家族からも「どうせ暇でしょ」と認識されているのであって、暇であるとどういうことになるかといえば、それはもう子守り役、ということになるらしい。 …

ハチに刺されても2017

昨日、いわゆるところの2017年1月9日というのは、成人の日という日本古来より伝わると思われる、いやおそらく実は古来よりとかそんな由緒正しいものでは多分ないんだろうが、とにもかくにも晴れがましいとされる日なんであって、全国津々浦々それぞれの地で…

町田康 「へらへらぼっちゃん」

エッセイってこう、なんというか、感想云々を書くようなもんではないのかもしれんくて、こうサラサラとお茶漬けみたいなもんだと思ったりもするもんだけど、とりあえず読書の跡を残しておこうってことで、へらへらぼっちゃん。 へらへらぼっちゃん (講談社文…

新宿の因業

僕は生まれてこのかた、新宿という街が嫌いで嫌いでしょうがなく、あんな色々様々なバランスというバランスが狂いに狂った「とかい」に行こうもんなら、身体中のバイオリズムを余すところなくこれ狂わせることになるのであり、それは例えばフクロウでいうな…

町田康 「パンク侍、斬られて候」

今年初の町田康であんす。 パンク侍、斬られて候 (角川文庫) 作者: 町田康 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2006/10 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 51回 この商品を含むブログ (128件) を見る パンク、という言葉が好きなパンクロッカー・町田さん…

ぼんぼんぼぼぼんぼんぼぼぼぼんぼんぼぼぼんぼん

たまーに、この歌を口ずさむ時がある。この歌って、なんだ、あれ、線路に少年が立って歩く映画。 スタンドバイミーだ。 曲名もスタンドバイミーていうのかどうなのか、その辺は知らんが、とにかくこのぼんぼんぼぼぼんがたまーにふと脳内に流れる。生きてる…

中田永一 「百瀬、こっちを向いて」

今年一冊目の小説は、さわやかにして甘く切ない恋愛小説でやんす。 百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫) 作者: 中田永一 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2010/08/31 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 46回 この商品を含むブログ (63件) を見る 中田永…

筒井康隆 「アホの壁」

あけましておめでたきことなり。新年第一冊目となる本でした。 アホの壁 (新潮新書) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2010/02 メディア: 新書 購入: 5人 クリック: 183回 この商品を含むブログ (81件) を見る 養老さんの「バカの壁」のパロ…

上田岳弘 「私の恋人」

みそか、ですじゃ。いつかのアメトーークで又吉が推薦してた本。永らく積読の刑に処されていましたが、やっとのことで釈放されました。今年、最後に読んだ小説になると思われる。フィナーレにふさわしいというか、なんとも壮大なお話でした。 私の恋人 作者:…

眠れない時

眠れない。別に明日遠足があるとか、隣に好きな人がいてドキドキなうとか、そんなんではないんですが、兎にも角にも眠れない。そんな夜、アルネ。 眠れない夜といえば、思い出すのは幼稚園の遠足であるね。 遠足ちうか、お泊まり会らしきイベントがどっかし…

町田康 「きれぎれ」

1ヶ月前。僕には沖縄県から東京にやってきたひょろひょろの友人がいて、そいつは最近本をよく読むようになったらしい。そんで、「なんか面白いのない?」と標準語で聞いてきた彼。町田康の本が面白いよ、と答える僕。ふーん、と答える彼。そしてそのあとは新…

養老孟司のいくつかの本 「バカの壁」他

2003年。「バカの壁」がブームになって、養老孟司さんが一躍脚光を浴びた年です。多分。それから13年。遅ればせること甚だしくも、養老孟司さんの本をいくつか読んだ。「運のつき」→「バカの壁」→「死の壁」→「逆さメガネ」と読み進めてみたんだけども、4冊…