光る水面のドブイナジー

書評とイマジンを、だだもらしていこうというヴログ。

新書・文芸書・頭かかえる本・その他

佐藤勝彦 縣秀彦 「宇宙には、だれかいますか?」

タイトルがそそる、この本。その様子からして、宇宙人とかの存在をわーわー書いてあるのかと思ったら、なんか違った。が、予想以上に面白かった。面白かった、というのは知的好奇心が刺激された、という面白さです。 本書はアストロバイオロジーという、比較…

鈴木一夫 「水戸光圀語録 生き続ける合理的精神」

勧善懲悪、という言葉があるということは、「悪が栄えて善がくじかれる」というしょうむないことが現実にまかり通ってしまうものなんだよ、ということを暗に示している。恐ろしいことである。いみじきことである。よよ。弱者はただひたすらに耐え忍ぶしかな…

「寺田寅彦」 ちくま日本文学全集

ここのところ、岡潔という数学者の本を読んでいて、そんでよく出てくるのが寺田寅彦。気になったのでその本を手に取った。 寺田寅彦 (ちくま日本文学 34) 作者: 寺田寅彦 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2009/04/08 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商…

「火の精神分析」 ガストン・バシュラール

最近。木枯らしの吹く冬が過ぎ去り、天下は草木も喜ぶ春満開、よきかな。っつー雰囲気が蔓延していて、それは自分方も例外ではない。着るものは日に日に軽くなり、庭には名も知らぬ草草がおいおい茂り、蝶々が飛びヒバリも飛ぶ、うららかとしか言いようがな…

中島義道 「働くことがイヤな人のための本」と自省

母校の知り合いで、40代にして院で数学をやってるおっさんに、君も読んでみるといいよ、と薦められた本。 ふむ。仕事を辞めて以来、こういった仕事に関する本を意識的に、そして無意識的に退けてしまっていたが、改めてこういった本を読むのは大事だなあ、と…

養老孟司のいくつかの本 「バカの壁」他

2003年。「バカの壁」がブームになって、養老孟司さんが一躍脚光を浴びた年です。多分。それから13年。遅ればせること甚だしくも、養老孟司さんの本をいくつか読んだ。「運のつき」→「バカの壁」→「死の壁」→「逆さメガネ」と読み進めてみたんだけども、4冊…

山本作兵衛 「炭鉱に生きる~地の底の人生記録~」

「絵などといえるもんじゃござっせん。ヤマの下罪人のぶざまな一生の記録にすぎまっせん。ただ、炭鉱を知らん孫たちに書き残しておこうと思って」。 本書紹介文より 久しぶりに新品の本を買ってこましたろ、と思って本屋を練り歩いて見つけた本。画文集。珍…

黒柳徹子・岩合光昭 「パンダ通」

町田康の「猫にかまけて」という猫にまつわるエッセイを読み、動物モノは思ってたより面白いことに気付き、秋葉原の古本屋で見つけたのがこの本。 その名も「パンダ通」。読むだけでパンダ通、とまではいかないが今よりももっとパンダ好きになれる気がしたの…

「経済は感情で動く」を読んでの競馬の心得

先日、競馬を久しぶりにたしなみまして。挙句、すっからかんになりまして。勝手に打ちひしがれたわけでありまして。そんな僕は愚かな人間そのものでありまして。今日もまた、愚かしく生きていくわけでありまして、この本を読んで、うーむなるほど、得心した…