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暇人のイマジン

書評とイマジンを、だだもらしていこうというヴログ。

町田康 「宿屋めぐり」

松本大洋が原作で豊田利晃が映画化した「青い春」ちう、不良がわらわら出てきては学校から放逐されていく、という映画がある。そんなかで印象的なシーンがありまして。不良の中では格が低い青木こと新井浩文が「ダチ(番長)に裏切られっちった」っつって、…

麗しきアンティグア・バーブーダ

アルバの帰り、夕立にあった。 家に着くと、大きな虹が空に。 名も知らぬ小鳥が、ちくちく鳴いていた。 ひたすらな平和に。 思わず僕は、このまま裸足で飛び出して、梅の実を見つけ次第、通りがかりのオバーサンに34個ぶっつけたのち、オバーサンがキコキコ…

堕落サイダー

例えば、牛乳。牛から抽出したドリンクをコップに注いでぐい、と飲んだ者があったとする。 旨かった。 底には滴り落ちきらなかった牛乳が残っている。んでもってその男は、いや男か女かそれは分からんけどその男が、次は三ツ矢サイダーを飲もうかしらと思い…

ガラパゴスゾウガメの背中に載って

ここ最近更新がないのはひとえに、なんだか書く気やる気がなくなった、ちゅうことなんだす。チュコトっていう地名がどっかしらの国にあったなあ。そういえば。チュコトで、なんで書く気やる気がなくなったのか。なんでて、それは分からない。自分のことなの…

ジャックデリダの言葉から 馬

「テクストの外などというものは存在しない」。 少し前の朝日新聞のコラムにあった。フランスの哲学者、ジャックデリダの言葉である。 歴史とは、無数の出来事の中からある事実を選別し、文字化して編集されたものだ、といったところらしい。こうした作業の…

再考~なんで小学生男子は鉛筆の尻を噛むのか

ここのところ不穏な動きを見せている北朝鮮であるが、某県某村の過疎のように過疎っているこのブログでも不穏な動きをみせるものがある。つうのは、「なんで小学生男子は鉛筆の尻を噛むのか」という当ブログで大昔に描かれた記事である。 jusdayo.hatenablog…

個人的スピッツ心に残る曲

スピッツというロックバンドが好きである。聞き始めたのが中学生の頃だから、かれこれ10年くらいになる。それまで音楽というものにほぼ興味を示すことがなかったが彼らの、特に草野氏の詩に心打たれ、それきりの虜。それから色んな音楽を聞くようになった。…

仕事の適性と好みと隣の芝生が青い僕。

求職中という立場上、職業つうものについて考える機会があるが、この世の職業って個人から見て4つに分類できると思うのね。それは、適性と好みで分けられる。 1 適性があって好ましい仕事。 2 適性はあるが好ましくない仕事。 3 適性はないが好ましい仕事。 4…

入院日誌7 Siriは何でも知っている

聖バレンタインは何事もなく、木枯らしのように吹きすぎていった。なんで。痔で入院してるからか。それともそれ以前の問題か。後者はまあ甘んじるしかないが、痔が理由だとしたらそれは許されない事である。全国の痔が黙ってはいない。2017痔之一揆のはじま…

入院日誌6 煩悶のINFP型

その昔、「他者を知ることは知恵であり、自分自身を知ることは悟りである」と老子は言った。なるほど、いいことをおっしゃいますな、老子どの天晴れ。と思った私は、退院後に行おうと企てている就職活動のために、ここはひとつ自己分析をしてみようと思った。…

入院日誌5

2017年2月12日 日曜 仏滅さる昔、峠を越えたればなんとやら…と歌ったのは浜田雅史だが、僕もようやく病の峠っぽいものを越えた。ような気がする、青く晴れた日曜日。 スピッツの「日曜日」の歌詞に出てくるような日曜日であります、まさに。それはそうと、世…

入院日誌4

二月十一日 木曜 先負「病院に入院、という因果な状況にある人々は、普段よりも他人に親しみを覚えるようになる」、と言ったのは誰だったろう。 ていうか、そんなこと言った人はいなかったかもしれんが、そんなことをつとに感じる今日この頃は先負。何事も控…

入院日記3 建国記念日

なんだか病院のじじい達がウキウキしてるな、と思ったら今日は建国記念日であった。 建国記念日。今やおそらく、3日後の聖バレンタインデイよりも認知度の低い建国記念日。 なんとなく、わびしいねえ。そんなことを思い思い、私は四畳半ほどの敷地に置かれた…

入院日記2 乙一「天帝妖狐」

自分は想像力の乏しい男で、それが露骨に出たのが最近。何が、っていうと病院で読書が全く捗らないということ。 入院というのは自分にとって未知なるものであったので、その道の先人に「入院て実際どんなもんなの」と聞いてみたところ、「暇で暇でともすれば…

入院日記

2月10日 木しぬ。 もう二度と健康にうんこできないんじゃないかと、思う。 うんこするのに何も心配することがない、というのは本当にありがたいことですよ、あんた。 有り難みてのは、無くして初めて気付く門なんだねえ。手術前は絶食真っ最中だったので、や…

ふおおおおおおお。 ただいま、人知れず痔の手術で入院なんてなことになっているのであります。今は手術を終えて半日くらいなんだけどもう、消えたいくらいに痛い。 肛門がこれほど大事な部位なんだと、この状況に至って初めて知る。 寝転がる時とか歩く時も…

山ガールの正体

こないだ成田空港を歩いてる時に何を考えていたか、といえばそれはやはり山ガールのことについて考えていた。そんでもて、この言葉の逆の言葉とは一体何なのだろう、とひとりで考えたところ意外な結論が出たのでここに記す。山ガールつうのは、その詳しい話…

ヒルトン 「チップス先生さようなら」

札幌のどっかしらのビルに入ってる古本屋で買った本。店の名前を忘れてしまったんだが、ビールが飲めるめずらしい古本屋だす。大通りの近く。 チップス先生さようなら (新潮文庫) 作者: ヒルトン,菊池重三郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1956/08/01 メ…

町田康 「正直じゃいけん」

町田康に惚れてからというもの、手当たり次第に氏の作品を読んできて思ったことがひとつ。 なんでこの人はこんなに踊るんだろうか。 正直じゃいけん (ハルキ文庫) 作者: 町田康 出版社/メーカー: 角川春樹事務所 発売日: 2008/05/15 メディア: 文庫 購入: 1…

映画「沈黙」をみましたの

みましたの。って婦人ぽいけど私は男です。れっきとした男ですが、それでもみましたのって言いたくなる時くらいある。 そんなこんなで私は思った。 毎日毎日薪をこさえていて、こんなことで俺は果たしていいのだろうかもっと文化的な生活を送るべきではない…

ぽつねんなる男の娘

そういえば腑に落ちないことがあったのでここに記す。 万物は流転する、と云ったのははるか昔のギリシャのおっさんであるが、確かに万物は流転し変化していくものらしく、これを仏教では諸行無常といったりするが、言葉というものもまた、この流転リストに載…

鼻血とデブとアイス

誰にでも思い出、ジブリ風に言えばおもひで、というのがあって、思い出は重いでぇ、とかいう洒落もあるくらい多くの人が共有する概念であると思う今日この頃。 思い出と一口にいってもそれは実に様々であり、ハイキングの思い出、運動会の思い出、夫婦喧嘩を…

UNIQLOのモデルはその辺のおっさんの方がいいという願い

自分は前々からずっと思っていることがひとつばかりある。いや、他にも環境問題とか待機児童の問題とかそういう大仰なこともたまーには考えたりすることもあるが、それは非常にややこしく入り組んだ問題なのでいち善良なる市民である自分にとってはどうしよ…

姪が炭酸水を飲む瞬間がかわゆい

ひよ子とか子犬とか、小さきものはげにかわいらし、と昔の人が言ったかどうかは不明だが、多分言った。なんてったって、小さいものは可愛いんである。だからチワワはかわいいし(個人的にはそんなかわいいと思わないが)、ピカチュウはかわいいし、ハナクソ…

乙一 「ZOO 2」

思えば、去年はよく飛行機に乗る年だった。東京に住んで、東京の会社に通いながら、北海道の大学に週一で通学していたんである。毎週火曜の夜に成田空港へと2時間弱かけて赴き、第3ターミナルで中国人やら韓国人やらの旅行客と浮浪者のようになって椅子取り…

百聞は一見に如かずとかいうアレ

僕は他の人のブログをよくみる方ではないと思うんだが、こないだたまたまネットワーク上をぶらついていたら、つまり業界用語でいうところのネットサーフィンなる行為をしていたら、 2017の抱負: 外にでて実際に目で見てみること! とかいうタイトルの記事が…

筒井康隆 「七瀬ふたたび」

超能力があったらいいなあ、と時たま思うことはあったが、もし本当にそんな力を得ることになったら、それはそれで大変なんだなあ、ということを単純に感じるシリーズですた。七瀬シリーズ。 七瀬ふたたび (新潮文庫) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 新潮社…

町田康 「屈辱ポンチ」

登場人物の多くが作中で酒を飲んでいるのを見倣ってというかなんつうか、僕もたいてい酒をちょびちょびのみのみ町田康の本を読む。神の河、という安い焼酎。安くて、それなりに美味でマンダム。 屈辱ポンチ (文春文庫) 作者: 町田康 出版社/メーカー: 文藝春…

乙一 「ZOO 1」

鼻に水入ったり、殴られた時に感じる「鼻の奥が痛いにおい」ってあれ、なんなんだろうな。ともあれ、今個人的流行りの、乙一。 Oの中に乙一、とあるのがなんともスタイリッシュ。やっと黒乙一っぽい話を読むことに成功。たぶん黒。 全体的な読了感としては、…

中島義道 「働くことがイヤな人のための本」と自省

母校の知り合いで、40代にして院で数学をやってるおっさんに、君も読んでみるといいよ、と薦められた本。 ふむ。仕事を辞めて以来、こういった仕事に関する本を意識的に、そして無意識的に退けてしまっていたが、改めてこういった本を読むのは大事だなあ、と…

乙一 「平面いぬ。」

なんでこんなに寒いだ。大寒波だと。地球温暖化よ、いずこ。 寒いけれども、暗いところで待ち合わせ、百瀬と読んでなんだか好きになってしまった乙一。乙一には黒と白があるって話を聞いて、上のふたつはシロだなと思ったんで黒っぽいのも読んでみようという…

筒井康隆 「家族八景」

その昔、ダローネガという馬がいましてなあ。まあ、今も現役なんだけど。特に強くもない馬だったんだが、なんとなく、好きでなあ・・・。平地から障害競争に移っているとのことですが、とにもかくにも無事に引退してほしいですなあ・・・。 そういうことで、…

町田康 「つるつるの壺」

町田康の本の装丁ってのは、なんというかこう、NHK教育で今もやってる「おはなしのくに」という伽番組のオープニングでひらひら飛んでいた妖精みたいなやつに似ている雰囲気がある。と思うのは僕だけだろうか。どうなんだろうか。一昔まえの「おはなしのくに…

エレノア・ニルソン 「89番目のネコ」

こないだ新宿で拾ったやつ。 89番めのネコ 作者: エレノアニルソン,大社玲子,Eleanor Nilsson,常陸宮妃華子 出版社/メーカー: 国土社 発売日: 1993/07 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る <あらのすじ>「こんなに猫がたくさんいち…

僕と姪のグローバリゼーション

僕は今、世間でいうところの失職中の身つまり暇を持て余したプー太郎、というわけであって、友人はおろか家族からも「どうせ暇でしょ」と認識されているのであって、暇であるとどういうことになるかといえば、それはもう子守り役、ということになるらしい。 …

ハチに刺されても2017

昨日、いわゆるところの2017年1月9日というのは、成人の日という日本古来より伝わると思われる、いやおそらく実は古来よりとかそんな由緒正しいものでは多分ないんだろうが、とにもかくにも晴れがましいとされる日なんであって、全国津々浦々それぞれの地で…

町田康 「へらへらぼっちゃん」

エッセイってこう、なんというか、感想云々を書くようなもんではないのかもしれんくて、こうサラサラとお茶漬けみたいなもんだと思ったりもするもんだけど、とりあえず読書の跡を残しておこうってことで、へらへらぼっちゃん。 へらへらぼっちゃん (講談社文…

新宿の因業

僕は生まれてこのかた、新宿という街が嫌いで嫌いでしょうがなく、あんな色々様々なバランスというバランスが狂いに狂った「とかい」に行こうもんなら、身体中のバイオリズムを余すところなくこれ狂わせることになるのであり、それは例えばフクロウでいうな…

町田康 「パンク侍、斬られて候」

今年初の町田康であんす。 パンク侍、斬られて候 (角川文庫) 作者: 町田康 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2006/10 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 51回 この商品を含むブログ (128件) を見る パンク、という言葉が好きなパンクロッカー・町田さん…

ぼんぼんぼぼぼんぼんぼぼぼぼんぼんぼぼぼんぼん

たまーに、この歌を口ずさむ時がある。この歌って、なんだ、あれ、線路に少年が立って歩く映画。 スタンドバイミーだ。 曲名もスタンドバイミーていうのかどうなのか、その辺は知らんが、とにかくこのぼんぼんぼぼぼんがたまーにふと脳内に流れる。生きてる…

中田永一 「百瀬、こっちを向いて」

今年一冊目の小説は、さわやかにして甘く切ない恋愛小説でやんす。 百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫) 作者: 中田永一 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2010/08/31 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 46回 この商品を含むブログ (63件) を見る 中田永…

筒井康隆 「アホの壁」

あけましておめでたきことなり。新年第一冊目となる本でした。 アホの壁 (新潮新書) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2010/02 メディア: 新書 購入: 5人 クリック: 183回 この商品を含むブログ (81件) を見る 養老さんの「バカの壁」のパロ…

上田岳弘 「私の恋人」

みそか、ですじゃ。いつかのアメトーークで又吉が推薦してた本。永らく積読の刑に処されていましたが、やっとのことで釈放されました。今年、最後に読んだ小説になると思われる。フィナーレにふさわしいというか、なんとも壮大なお話でした。 私の恋人 作者:…

眠れない時

眠れない。別に明日遠足があるとか、隣に好きな人がいてドキドキなうとか、そんなんではないんですが、兎にも角にも眠れない。そんな夜、アルネ。 眠れない夜といえば、思い出すのは幼稚園の遠足であるね。 遠足ちうか、お泊まり会らしきイベントがどっかし…

町田康 「きれぎれ」

1ヶ月前。僕には沖縄県から東京にやってきたひょろひょろの友人がいて、そいつは最近本をよく読むようになったらしい。そんで、「なんか面白いのない?」と標準語で聞いてきた彼。町田康の本が面白いよ、と答える僕。ふーん、と答える彼。そしてそのあとは新…

養老孟司のいくつかの本 「バカの壁」他

2003年。「バカの壁」がブームになって、養老孟司さんが一躍脚光を浴びた年です。多分。それから13年。遅ればせること甚だしくも、養老孟司さんの本をいくつか読んだ。「運のつき」→「バカの壁」→「死の壁」→「逆さメガネ」と読み進めてみたんだけども、4冊…

山本作兵衛 「炭鉱に生きる~地の底の人生記録~」

「絵などといえるもんじゃござっせん。ヤマの下罪人のぶざまな一生の記録にすぎまっせん。ただ、炭鉱を知らん孫たちに書き残しておこうと思って」。 本書紹介文より 久しぶりに新品の本を買ってこましたろ、と思って本屋を練り歩いて見つけた本。画文集。珍…

揺れるものは何

つい先刻、強い地震があった。あったね。震度6弱だと。はあ、なんともまあ。2011年の地震以来、実家にいる時はちょくちょく地震があるので、もはや慣れきっているところがあるけども、さっきの地震はなんともはあ。 地震関係のことに世間的にも個人的にも敏…

冥土の土産って

ふにい。先ほど、正確には40秒ほど昔、トイレにて用を足していたら、「冥土の土産に教えてやるぜ」というどこかで聞いたことがあるような、それでいて誰が使うんだか判然としない言葉が僕の脳裏に浮かびました。不覚。 冥土。またの名を黄泉の国、天国、あの…

今年最後のなんとやら

ふにい。 100円しか買えないものの、今年最後のなんとやら、有馬記念にこの100円を突っ込んだぜ。 100円という現代競馬における最少金額でしか今年最後のなんとやらに臨めないあたり、僕という人間の卑小さ・業の深さを痛み入る今日この頃ですが。 狙うは中…